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川崎重工、ばら積船「ベルナイト」引き渡し

2021年8月23日 (月)

荷主川崎重工は20日、中国遠洋海運集団と共同運営する大連中遠海運川崎船舶工程(中国大連市)において、61型ばら積運搬船「BELKNIGHT(ベルナイト)」を引き渡したと発表した。引き渡し先については明らかにしていない。

同船は船首楼付き平甲板型で、穀類・石炭・鉱石などの貨物を搭載可能な、5つの船倉を有する。各ハッチカバー間の船体中心線上には、4基の30トンデッキクレーンを装備し、荷役設備の無い港湾でも荷役作業が行うことができる。

エンジンは省燃費型の電子制御式ディーゼル主機関を搭載。推進効率の高い形状のプロペラ、川崎重工が開発した「カワサキフィン付ラダーバルブ」や「コントラフィン付セミダクト」など、推進性能に寄与する各種技術を採用し、燃費の向上を図ったとしている。

(出所:川崎重工)

■「BELKNIGHT」の概要
全長×幅×深さ:199.9メートル×32.24メートル×18.61メートル
満載喫水:13メートル
航海速力:14.5ノット
定員:25人
総トン数:3万4738トン
載貨重量:6万1203トン
貨物倉容積:7万7539立方メートル
主機関 MAN B&W 6S50ME-B9.3 ディーゼル機関1基
船級・船籍:ロイド船級協会(LR)・パナマ