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川崎重工、ばら積運搬船「ベルフォース」引渡し

2021年9月7日 (火)

▲「BELFORCE」(出所:川崎重工)

荷主川崎重工業は7日、中国遠洋海運集団と共同運営する大連中遠海運川崎船舶工程(中国・大連市)が、61型ばら積運搬船「BELFORCE」(ベルフォース)を引き渡したと発表した。

同船は船首楼付き平甲板型船で、穀類・石炭・鉱石などの貨物を積載できる5つの船倉を備える。ハッチカバー間の船体中心線上には4基の30トンデッキクレーンを装備し、荷役設備のない港湾でも荷役作業が可能な仕様とした。

エンジンは、省燃費型の電子制御式ディーゼル主機関を採用した。推進効率の高い形状のプロペラ、独自に開発した「カワサキフィン付ラダーバルブ」など、効率的な運航を実現する性能に寄与する技術を導入し、燃費の向上を図った。

 

■「BELFORCE」の概要
全長×幅×深さ:199.9メートル×32.25メートル×18.61メートル
満載喫水:13メートル
航海速力:14.5ノット
定員:25人
総トン数:3万4738トン
載貨重量:6万1224トン
貨物倉容積:7万7539立方メートル
主機関:MAN B&W 6S50ME-B9.3 ディーゼル機関 1基
船籍:パナマ