荷主スズケンは28日、セイノーホールディングス傘下のGENie(ジーニー、東京都中央区)と提携し、ラストワンマイル領域で新たな流通モデルの構築を開始することに合意した、と発表した。
ECサイトの利用が増えるなか、スズケンは在宅配送サービスの需要が高まっているとして「医療機関や保険薬局と患者をつなぐ新たなラストワンマイル流通の構築」に向け、検討していた。
ジーニーは、顧客が購入した商品を自宅へ配達するほか、処方薬を即時に患者のもとに配送する「ARUU」(アルー)を展開しており、「当社が目指す地域医療でのラストワンマイル流通の姿につながるもの」(スズケン)だとして、業務提携契約を結ぶことに合意した。
今後はジーニーと連携しながら自宅で安心して生活し、医療・介護を受けられる支援体制の構築、地域社会でより利便性の高いサービスを顧客へ提供し、安心して生活できるエコシステムの構築——に取り組む。