財務・人事澁澤倉庫が8日発表した2022年3月期第2四半期累計連結決算は、営業収益が前年同期比7.6%増の352億5000万円、営業利益が同14.7%増の22億8900万円、経常利益が同13.8%増の25億3600万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同8.1%増の17億3700万円となり、第2四半期累計期間では2年ぶりの増収増益となった。
物流事業は営業収益が前年同期比8.5%増の324億1800万円、営業利益が同27.7%増の16億9300万円で増収増益だった。
倉庫業務は新規拠点の本格稼働に伴う飲料の取り扱いが増加したほか、化粧品や新規に開始した輸入雑貨の保管や入出庫、流通加工業務が好調に推移したものの、一部日用品が減少したことにより、収益は微減となった。
しかし、港湾運送業務で船内荷役が増加したほか、陸上運送業務で非鉄金属製品などの輸配送やフェリー輸送が増加。国際輸送業務でも香港やベトナムでの取扱量が増えた。
2022年3月期の通期連結業績予想は、ことし8月6日に公表した前回予想数値を据え置いた。