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アサヒビール、ビール類生産拠点を再編、吹田工場に統合

2010年9月29日 (水)

拠点・施設アサヒビールは28日、工場の再編成を実施すると発表した。再編成対象となる工場は西宮工場(兵庫県西宮市)で、吹田工場が西宮工場の機能を統合し、国内でのビール類新生産体制をスタートさせる。

 

新生産体制により国内全工場での生産効率も大幅に向上するため、同社では「中期経営計画の目標を大幅に上回る収益構造の改善が期待できる」としている。新生産体制後のコストダウン効果は、年間約45億円を見込む。

 

西宮工場は2011年8月末で製造を終了し、機能を吹田工場へ移管。約130人の社員はアサヒビールグループの工場を中心に配置転換を実施する。製造終了後の西宮工場跡地の活用方法は、「今後検討を進めていく」としている。再編に伴う特別損失額は約205億円に上る見込み。また、移管先の吹田工場は11年9月に西宮工場の機能を統合し、大規模消費エリアの関西圏を中心とする地域への供給拠点とする。