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ホンダロジコム、ベトナム最大港湾近くに倉庫建設

2022年1月27日 (木)

拠点・施設ホンダロジコム(愛知県春日井市)の海外関連会社ホンダロジコムベトナムは26日、ベトナム・ハイフォン市のディープシー工業団地で物流倉庫の建設を開始したと発表した。倉庫の延床面積は5300平方メートルで、2022年6月に一般倉庫と保税倉庫を稼働する計画だ。

ホンダロジコムベトナムは、既にベトナム国内3か所で物流倉庫を運営。4拠点目となるハイフォン市の物流倉庫は、既存の倉庫の2倍以上の床面積となる。ベトナム北部最大の港であるハイフォン港に隣接する工業団地内に立地することで、物流コストを抑えながら効率よく顧客のリードタイム短縮を図れる物流拠点としての強みを前面に出す。

親会社のホンダロジコムは1963年の設立以来、日本の大手自動車メーカーの部品物流機能を担ってきた実績がある。約30万種類におよぶ部品を生産計画に合わせてタイムリーに、正確に、安全に供給するというミッションを遂行する中で、独自の倉庫管理・物流ノウハウを蓄積してきた。今回のホンダロジコムベトナムの新倉庫についても、こうしたノウハウも反映しながら荷主企業へ高い機能性を訴求することで、成長市場であるベトナムにおけるビジネス機会の獲得を狙う。

新倉庫を開発するディープシー工業団地は、ベトナムのハイフォン市とクアンニン省にまたがる3400ヘクタールの敷地を有するベトナム北部最大級の工業団地。97年にベルギーの港湾開発会社レンタポート社とベトナム・ハイフォン市との共同出資により事業をスタートし、今年で25周年を迎える。日本企業も多数進出しており、物流企業の進出も増えている。

▲ディープシー工業団地(出所:ホンダロジコム)