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ANA3Q貨物収入、国際線は需要回復で2倍超に

2022年2月1日 (火)

(イメージ)

財務・人事ANAホールディングス(HD)は1日、2022年3月期第3四半期累計連結決算を発表した。貨物事業の収入は国際線が前年同期比2.3倍の2377億円、国内線は22.5%増の187億円だった。

国際線貨物の第3四半期累計実績は、有効貨物が74.6%増の52億3329万7000トンキロ。貨物輸送重量は73.0%増の74万3578トンだった。国内貨物の第3四半期累計実績は、有効貨物が29.5%増の7億139万3000トンキロ。貨物輸送重量は16.6%増の18万9675トンだった。

国際線貨物は、新型コロナウイルス禍による経済の回復による貨物需要の活発化に加えて、海上輸送の混雑に伴う航空へのシフトもプラス効果をもたらし、航空貨物需要は好調に推移した。

おう盛な需要を背景に、21年10月から成田・香港線、成田・台北線、11月からは成田・青島線に大型貨物専用機ボーイング777F型機を就航させるなど貨物専用機を最大限に活用。旅客機を使用した貨物専用便も機動的に設定したことにより、自動車部品や半導体・電子機器、ワクチンなど医薬品の取り扱いを積極的に進めた。

こうした取り組みが奏功し、輸送重量は前年同期を大きく上回り、収入は過去最高となった。