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三菱商事土地開発など、川崎内陸部で物流施設完工

2022年5月17日 (火)

拠点・施設三菱商事都市開発(東京都千代田区)と、SGホールディングスグループで不動産開発を展開するSGリアルティ(京都市南区)は17日、共同で開発を進めていた賃貸用物流施設「MCUD・SGリアルティ川崎」(川崎市高津区)が完成したと発表した。

▲MCUD・SGリアルティ川崎の外観(出所:三菱商事都市開発)

MCUD・SGリアルティ川崎は、第三京浜道路や東名高速道路を介した首都圏各地へのアクセス性の高さが特徴。特に「環状8号線」の至近に位置していることから、東京都内の中心部や川崎市、横浜市など都市部へのスピーディーな配送が可能なのが強みだ。さらに、住宅地や鉄道駅も近く、従業員確保の観点からも優位性が高い。

▲天然木のキューブが壁一面に敷き詰められたエントランス

テナント区画を最大2分割できる地上3階建てマルチテナントスタイルで整備。スロープで直接出入りが可能な2階は、高床の大型車接車バースを有するほか、荷物用エレベーター2基と垂直搬送機4基を備えて汎用性を高めている。施設のアプローチについても、デザインウォールで利用者をエントランスへ導き、植栽や外構照明で周辺環境へ溶け込む意匠のデザインにこだわった。エントランス空間は、壁一面に配置した天然木のキューブが柔らかな照明で浮かび上がるアートとし、施設にあたたかく迎え入れる空間とするとともに、脱炭素社会の実現に向けて取り組む企業の思いを表現した。

MCUD・SGリアルティ川崎の概要
所在地:川崎市高津区下野毛1-1
敷地面積:1万6441平方メートル
延床面積:2万9779平方メートル
構造:鉄骨造、地上3階建て