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A-SAFE、「人と設備を守る」高機能バリアで訴求

2022年6月15日 (水)

話題倉庫内で発生する事故の要因として多いのが、台車やフォークリフトといった車両と、従業員やパレットなどとの接触だ。一度事故が起きれば、従業員だけでなく貨物や施設、マテリアルハンドリング機器といった設備など、広範囲に被害が及ぶ。そんな倉庫での接触事故を、未然に防げないかーー。

6月22日から24日までの3日間、大阪市住之江区のインテックス大阪で開催される「第3回関西物流展」に参加するA-SAFE(エーセーフ、奈良市)は、従業員、貨物、設備を守る独自開発のポリマー製バリアを訴求する。

独自開発の素材で衝撃に強く、メンテナンスも不要

A-SAFEのポリマー製バリアの強みについて触れる前に、金属製のバリアが倉庫内での事故発生時に与える影響やデメリットについて考えてみよう。

車両との接触が起きると、金属製のバリアは、壊れて交換が必要になる。さらに、バリアが壊れて倒れると倉庫の床にショックが伝わり、ひび割れにもつながる。

つまり、金属製のバリアには設備と倉庫施設両方への影響が大きいという課題がある。金属製であるがゆえに、錆止めや塗り直しのメンテナンス費用も発生するなど導入後のコストが割高なのも、デメリットと言えるだろう。こうした金属製バリアの弱点を克服したのが、A-SAFEの開発したポリマー製バリアだ。


▲スチール製とポリマー製バリアの比較。衝撃を吸収し、倉庫の床を傷付けない

事故発生時の損害やメンテナンス費用において優位性を発揮する。車両との接触があって一度は変形しても原状に戻るのも、ポリマー製ならではだ。事故発生時に床を傷めることがないだけでなく、機器の交換や施設、設備修理の費用も発生しない。

独自開発した素材「Memaplex」(メマプレックス)は、腐食や化学反応が起きず、塗装は不要だ。金属製のバリアと比べ導入時の初期費用は高くなるが、中長期的に考えると、ポリマー製バリアはコストパフォーマンスがよいといえる。

冷凍・冷蔵倉庫専用のバリアで安全性を高める

▲営業本部長の松本宏介氏

A-SAFE営業本部長の松本宏介氏は今回の関西物流展の目玉について、「冷凍・冷蔵倉庫用バリアだ」と強調する。「冷凍・冷蔵倉庫内では、安全対策を講じる手段に乏しいことを物流業界でよく耳にしていました」。松本氏は、冷凍・冷蔵倉庫での安全対策に、自社のバリアが活かせないかと考えた。こうして生まれたのが、冷凍冷蔵倉庫用の新開発素材を用いたポリマー製バリアだった。

冷凍・冷蔵倉庫専用バリアは、氷点下30度まで対応が可能。汎用的なポリマー製樹脂の場合、冷凍・冷蔵倉庫では寒さに弱く、割れやすい課題があった。しかし、A-SAFEの冷凍・冷蔵倉庫専用のポリマー製樹脂バリアは、割れにくい優位性を発揮する。

海外ではすでに、冷凍・冷蔵倉庫用のバリアの導入実績を持つが、国内でもまとまった規模の導入実績を残すことができた。A-SAFEは、冷凍・冷蔵倉庫での需要と安全対策の意識の高まりを受けて、今後拡販していく予定だ。


▲マイナス30度までの環境下で防護性能を発揮する冷凍・冷蔵倉庫向けバリア

「これまで倉庫内では、従業員を基軸とした教育や指導が行われるなど、いわば従業員頼みの安全対策が主流になっていたように思います。もちろん、従業員に対し安全対策を講じる教育も必要でしょう。しかし、物理的な障壁で事故が起こり得ない労働環境を届けたいのです」(松本氏)

A-SAFEは関西物流展で、6月23日に「フォークリフト事故の撲滅へ ポリマー製バリアによる歩車分離の実現」と題したセミナーを開催。従業員と車両が混ざり合って仕事をしない「歩車分離」をキーワードに、A-SAFEのポリマー製バリアが生み出す未来の労働環境について紹介する。

さらに、「産業・運搬車両/関連機器」のエリアでブースも展開。実際のポリマー製バリアも展示し、その魅力を訴求する。

■歩行者バリアのランプテスト動画

関西物流展情報
■出展サービス
iFlex歩行者バリア / iFlexボラード / iFlex高さ制限バー
ブース場所:B10-31 会場案内図
■セミナー情報
「フォークリフト事故の撲滅へ ポリマー製バリアによる歩車分離の実現」
日時:6月23日(木)11時〜11時30分
会場:B3