オークラロジ佐賀営業所に30日間の事業停止命令

行政・団体九州運輸局は3日、京都府城陽市に本店を構える運送事業者、オークラロジの佐賀営業所（佐賀県上峰町）に対し、30日間の事業停止と延べ20日間のトラック使用停止、輸送の安全確保命令を発動した。

同営業所に所属するトラックが昨年10月、熊本県内で死亡事故を発生させたことを受けて監査に入った結果、運転者の大半に過労運転が見られるなどの法令違反事項が確認されたため、弁明の機会の付与など所定の手続きを経て、今回の行政処分を行った。

監査は2021年11月25日と22年2月10日に一般監査として実施、9項目の違反が判明した。営業所ごとに配置する事業用自動車数の変更を届け出ていなかったほか、一運行の勤務時間順守が不適切で、点呼記録もしていなかったり、記載事項に不備があったりした。