ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

トヨタ系2社と自動荷役技術を協働で開発、NLJ

2022年11月16日 (水)

ロジスティクス日野自動車グループのNEXT Logistics Japan(NLJ、東京都新宿区)は16日、アイシン、豊田自動織機と協働で、経済産業省主催の2022年度「無人運転等のCASE対応に向けた実証・支援事業」(物流MaaSの実現に向けた研究開発・実証事業)に参画し、将来の自動クロスドック(結節点)運用に向けた自動荷役技術の開発や課題抽出に取り組む、と発表した。

現状では、さまざまな業種業態の荷主から持ち込まれる荷物について、効率よく幹線輸送できるようにクロスドックで荷降ろし、荷積みが行われている。少子高齢化やドライバーの長時間労働是正により「モノが運べなくなる」という物流危機が現実味を帯びる中、今回の実証では、この作業を自動化して省人化する高効率な輸送スキームの構築を目指す。


▲自動荷役の実証で使用される(左から)アイシンの提供するAMR、豊田自動織機の自動フォークリフト(出所:NLJ)

NLJは21年に豊田自動織機と協力し、自動運転フォークリフトを使った実証を実施。一定条件下で有人による高い精度の作業を実現した。22年度はNLJの荷役オペレーションを想定し、3社が12月初旬から自動運転フォークリフトに加えて新たに自律走行搬送ロボット(AMR)を使用した実証を始める。

具体的には、フォークリフトで車両の積み付けパターンでの荷降ろし、荷積みを行うほか、AMRを使って自動運転フォークリフトと連携した荷捌き場への荷降ろし、荷積みを実証する。想定荷役としてフルトレーラーや高床車などさまざまな車種で検証したり、複数台の自動運転フォークリフトを運用して両側荷役を実施したりして、社会実装に向けての課題を洗い出す。

▲実証領域のイメージ(赤字)

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com