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大手の「アナログ」な貿易業務、ワーストは物流分野

2023年3月16日 (木)

調査・データ貿易業務のワンストップ支援サービス「デジトラッド」を展開するSTANDAGE(スタンデージ、東京都港区)は16日、大手企業で貿易業務に携わっている会社員101人を対象にした、貿易業務のアナログ実態調査の結果を発表した。それによると、現状の貿易業務の印象について「アナログ」と感じていると回答したのは61.4%で、貿易業務のうち最も非効率でアナログだと感じる分野として「物流」や「相手先との交渉・契約」が上位に入った。

調査は2月28日〜3月1日にインターネット上で実施した。回答では「非常にアナログ」が14.9%、「ややアナログ」が46.5%となり、「ややDX(デジタルトランスフォーメーション)が進んでいる」が30.7%、「非常にDXが進んでいる」が7.9%だった。

このうちアナログと感じる分野は「物流」が27.3%で最多となり、「相手先との交渉・契約」が22.7%、「決済」が16.7%と続いた。さらに実務面の課題に挙げられたのは、進まないペーパーレス化と物流関連の非効率さ。「原本性重視の書類が多く、業務効率が悪い」とする回答が37.6%とトップで、2位は「物流手配や物流会社とのやり取りが煩雑で時間を取られる」が33.7%を占めた。

(イメージ)

解決策として、国際貿易の物流手配において複数の物流会社の概算見積もりが比較でき、発注手配や先方とのやり取りができるサービスの導入を希望する声が79.4%に達した。また今後の貿易実務の効率化に関して、ポイントとなるのは「物流会社とのやり取りの簡略化」(37.6%)、「物流手配のシステム化・改善」(36.6%)、「書類の電子化(ペーパーレス化)」(34.7%)と、物流関連に言及した回答が目立った。

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LOGISTICS TODAY編集部
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