メディカルUPSジャパン(東京都港区)は12日、医療用製品などの配送に適した高品質の輸送サービス「UPSプレミア」の提供を開始したと発表した。
提供するのはUPSプレミアの「UPSプレミア・ゴールド」というサービス。貨物ラベルに自社開発の最先端メッシュセンサーを使用することで、高いレベルの貨物追跡を実現するとしている。個別の貨物の詳細な位置情報が把握できるようになることから、迅速な輸送や貨物の優先取扱いに対応し、リアルタイムのモニタリングも可能だ。
また、イレギュラー発生時には迅速な対応ができるよう、荷主側であらかじめ具体的な指示を設定できる。同日の再配達にも対応するという。特定の貨物要件を満たせば、常温から冷凍まで温度を管理した配送にも対応する。24時間365日体制で輸送状況をモニタリングし、貨物の要件に適合した状態を保つことで、損傷や紛失を防ぎ、再発送に伴うコストを削減する。
生物学的治療薬の世界市場は成長を続けており、アジア太平洋地域でも需要が増えていることから、同社はスピードや温度管理を必要とする精密物流の需要は今後伸長していくとしている。同社の西原哲夫社長は「UPSプレミアにより、日本の荷主のヘルスケアなどの主要成長産業における国際展開を促進できる」と語った。
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