LNG燃料フェリー、「さんふらわあむらさき」就航

ロジスティクス商船三井グループの「フェリーさんふらわあ」（大分市）は17日、日本初のLNG燃料フェリー2隻のうち、2番船である「さんふらわあむらさき」が4月14日に就航したことを発表した。既存船「さんふらわあこばると」の代替として、大阪-別府航路を運航する。

▲本船　さんふらわあ むらさき（出所：商船三井）

同船は、貨物輸送と旅客輸送の両面で輸送力と利便性が向上しており、トラックの積載台数を増やし、ドライバーズルームを拡充することでドライバーに快適な空間を提供する。また、大浴場の面積を2倍、レストランの席数を1.5倍に拡大し、3層吹き抜けのアトリウムなどのゆとりある開放的なパブリックスペースを設置することで、「カジュアルクルーズコンセプト」を更に拡充している。

「さんふらわあむらさき」は、LNGと重油それぞれを燃料として使用できる高性能なエンジンを搭載しており、環境に配慮した仕様を採用。また、LNG燃料の使用により、二酸化炭素（CO2）を25％、硫黄酸化物（SOx）を100％、窒素酸化物（NOx）を85％、排出削減する効果を見込んでいる。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

LOGISTICS TODAY編集部
メール：support@logi-today.com