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川西倉庫決算、国内・国際物流が好調で増収増益

2023年5月10日 (水)

財務・人事川西倉庫が10日発表した、2023年3月期の通期連結決算は、売上高が前期比14.8%増の271億700万円、営業利益が13.9%増の8億9300万円、最終利益は2.9倍の14億9200万円の増収増益となった。

セグメント別では、国内物流事業が、倉庫業での貨物の入庫高と出庫高が前期を上回り好調に推移した。保管高、保管残高も前期までは低調だったが、今期は入庫高が大きく増加。保管収益、荷役収益ともに前期を上回った。

(イメージ)

港湾運送業務は、神戸港での港湾運送取り扱い業務が海外の好景気にも支えられ、前期から引き続き好調に推移した。貨物運送取り扱い業務では、貨物の取り扱いが好調に推移したことで前期を上回った。また、流通加工業務、手続き業務なども貨物の取り扱いが増加し前期を上回った。

国内物流事業の売上高は、前期比7.7%増の199億1300万円。セグメント費用は、貨物取り扱い増加による再保管費増加や、資源価格上昇による電力費増加、倉庫の外壁修繕などの影響で、前期比9.5%増の188億1500万円に膨らんだ。その結果、セグメント利益は前期よりも15.9%減少し、10億9700万円となった。

国際物流事業は、輸出入貨物の増加、為替や海上運賃マーケットの影響、海外子会社の業績も堅調に推移したことで、売上高とセグメント利益が前期を上回った。その結果、国際物流事業の売上高は、前期比42.6%増の68億1400万円、セグメント利益は2.3倍の6億8000万円だった。

24年3月期の通期業績は、売上高が5.3%減の256億7000万円、営業利益が7.4%増の9億6000万円、最終利益は60.5%減の5億9000万円を見込んでいる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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