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鴻池運輸決算、物流の取扱量増加で増収増益

2023年5月12日 (金)

財務・人事鴻池運輸が12日発表した、2023年3月期の通期連結決算は、売上高が前期比3.5%増の3118億4000万円、営業利益が28.7%増の132億4300万円、最終利益は3.9%増の83億100万円だった。

得意先の生産が、おおむね堅調に推移したことや、主に生産請負作業での単価アップに加え、空港関連での国内・国際旅客便の復便などの取扱量増加、各国の経済状況の回復に伴う取扱量の増加、大型案件の受注などが増収につながった。

国内物流事業は売上高が、1.8%増の526億8800万円、営業利益は、2.1%増の30億4600万円となった。食品関連で定温貨物の取扱量増加、生活関連では食料品や通販物流センターの取扱量増加が増収につながった。利益面では、電気料金や燃料価格の高騰、新規業務立ち上げなどによる一時費用の発生はあったが、増収効果に加え、適正単価の収受と業務効率化などで収益改善に努めた結果、増益を確保した。

国際物流事業の売上高は、2.9%増の702億6100万円、営業利益は、8.7%増の35億5400万円だった。ベトナム、米国、インドなどの経済回復に伴う取扱量の増加、大型案件の獲得があったことで、下半期の欧州向け航空貨物の需要減退・運賃の相場下落があったものの増益となった。

24年3月期の通期業績は、売上高が2.9%増の3210億円、営業利益が5.7%増の140億円、最終利益は2.4%増の85億円を見込んでいる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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