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JR貨物6月、食料工業品など低迷でコンテナ輸送減

2023年7月13日 (木)

調査・データ日本貨物鉄道(JR貨物)は12日、6月の輸送動向をまとめた。コンテナは前年同月比3.6%減の149万7000トン、車扱が同8.2%増の64万8000トン、合計0.3%減の214万5000トンだった。

同月は原材料費高騰による物価上昇で需要低迷が続いたほか、大雨に伴って東海道線を中心に運休が発生した影響もあり、輸送実績は前年を下回った。

コンテナでは「自動車部品」が半導体不足が緩和したことによる自動車生産の回復で17.2%増となった。一方で、「食料工業品」は製品の値上げの影響で清涼飲料水を中心に伸び悩み4.2%減、「化学薬品」(9.6%減)、「化学工業品」(4.7%減)も需要低迷に伴う生産減で低調に推移した。

車扱は「セメント・石灰石」が顧客の生産計画変更による需要の伸長で27.7%増、「石油」は行動制限の緩和により軽油やガソリンなどを中心に需要が増加し、2.7%増となった。

2023年の第1四半期(4-6月)におけるコンテナ取扱量は前年同期比1.8%減の441万6000トン、車扱は10.6%増の184万3000トン、合わせて1.6%増の625万9000トン。品目別のコンテナ輸送では「農産品・青果物」「自動車部品」が前年を上回っている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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