ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

トラック運送の4-6月景況感は改善、価格転嫁進み

2023年8月10日 (木)

調査・データ全日本トラック協会ががこのほど発表した「第122回トラック運送業界の景況感」(速報)によると、2023年4〜6月期のトラック運送業の景況感は、一般貨物、宅配の輸送数量はやや減少したものの、運賃・料金の水準が改善傾向となったことからマイナス32.1となり、前回調査(同1〜3月期)より2.7ポイント改善した。

今後の見通しは、輸送数量・営業収入・営業損益が改善する見込みを反映して、マイナス28.8と、3.3ポイント改善と予想している。

(クリックして拡大、出所:全日本トラック協会)

また、実働率は5.5ポイント悪化してマイナス23.2、実車率は6.3ポイント悪化して23.2と、いずれも輸送効率が悪化しているが、今後はそれぞれ5.5ポイント、2.5ポイント改善する見込み。運転者の採用動向はマイナス19.9と5.7ポイント低下。また、人手不足を背景にした運転者の雇用動向は74.5と前回から7ポイント低下し、運転者労働力の不足感は緩和した。今後は12.2ポイント上昇が見込まれ、運転者労働力の不足感は強くなる見通しとなっている。

調査は3か月ごとに実施しており、今回は特積み128、一般514の計542(重複あり)のトラック運送事業者が、ことし7月の1か月間に回答した。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com