三菱ふそう｢eキャンター｣新モデル、台湾市場に投入

国際三菱ふそうトラック・バス（川崎市幸区）は2日、台湾の合弁販売会社ダイムラー・トラック・アジア台湾（台北市、DTAT）が台北市の運送会社である統一速達から、EV（電気自動車）小型トラック「eCanter」（eキャンター）の新型モデルを受注したと発表した。これまでeキャンターは台湾市場では販売しておらず、三菱ふそうが2024年に計画する台湾市場への本格進出に先立つ初受注となる。

▲統一速達が走行実証を行う新型「eCanter」（出所：三菱ふそうトラック・バス）

発注者である統一速達は、1690台のFUSOトラックを含む車両を保有する台湾大手の物流業者で、eキャンターの納車に先立ち、バッテリー1個を搭載した総重量5トンの車両で走行実証を行う。24年第1四半期の正式な市場投入に向け、台北市内の配達ルートを走行し、収集データは課題特定や運用効率化などに活用する。

台湾はFUSOブランドにとって最大規模の輸出市場で、特に車両総重量5トンクラスの小型トラックが現地商用車の販売台数の大半を占める。今後も小型トラックのEV化を促進するため、インドネシア・香港・シンガポール・チリなどの海外市場での販路拡大を目指す。

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LOGISTICS TODAY編集部
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