ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ドライバー引退後の雇用創出目的にホテル運営

2023年11月6日 (月)

環境・CSRダイセーホールディングスグループで日用品配送を手がけるメジャーサービスジャパン(東京都千代田区、MSJ)は6日、トラックドライバーの引退後の継続雇用を目的として開始したホテル事業が、今年で4周年を迎えたと発表した。

▲「ホテルアークセンス」(出所:ダイセーホールディングス)

同社は高齢のトラックドライバーが引退後に働ける環境を提供するため、2019年にプチホテル「ホテルアークセンス」(墨田区)を取得。ダイセーホールディングス広報によると「物流業界ではドライバー引退後に倉庫業務に従事する人が多いが、MSJでは運送業に比べて倉庫作業が少ないため、ドライバー引退後の従業員の働き口としてホテル事業を開始した」。まだドライバーからホテル事業に異動した実績はないものの、MSJに所属しているドライバーが高齢化していることから、今後は同様のプチホテル運営を広げていく構想もあるという。

MSJ経営管理部の鈴木博明部長は、この取り組みにより「現役のドライバーが、将来のことに不安を抱かず安心して仕事に取り組んでもらうことを期待する」と話す。ドライバー出身の従業員は基本的に客と対面しない清掃員としての採用を考えているが、スキルによっては他の業務も検討するという。

ホテルアークセンスはJR両国駅から徒歩10分、利用者がほぼ訪日観光客のプチホテルで、稼働率は60‐80%。常駐社員3人で運営しており、MSJの売上高の5%を占める。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com