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日立、インドで産業用電機製品の新工場が稼動

2012年12月12日 (水)
新工場の外観

新工場の外観

拠点・施設日立製作所は12日、インドのグループ会社日立ハイレルパワーエレクトロニクス社(日立ハイレル)の新工場をサナンド-2工業団地(グジャラート州アーメダバード行政区)に設立し、稼働を開始したと発表した。

日立ハイレルは、既存のガンジナガール工場に加えて新工場が稼働したことにより、発電や鉄鋼、化学などのプラント向け産業用電機製品のラインナップを強化。インフラ需要が拡大するインド市場での売上規模の拡大につなげる。

インドでは急速な経済成長に伴い、多くの発電所や製鉄所、石油化学プラントなどの大規模プラントが建設されており、再生可能エネルギーへの大規模投資も進行していることから、今後、大規模プラントの安定稼働や省電力化に必要な高圧インバータードライブシステム、無停電電源装置(UPS)、発電向けのパワーコンディショナーなど産業用電機製品の需要拡大が見込まれている。

今回、稼働を開始したサナンド工場は、高圧インバーターや大容量UPSなどの産業用電機製品を生産し、日立ハイレルの製品ラインナップを強化する。新工場稼働による生産能力の増強で、インドでの売上規模拡大と社会インフラシステムの潜在的なマーケットとして期待される中東や東南アジア、アフリカ地域などへの輸出も視野に入れて事業拡大を図り、2015年度に80億インドルピー(120億円)の売上達成を目指す。