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年頭所感2024 〜LOGISTICS TODAY新春特別企画〜

センコーGHD、外国人労働者就業規制の緩和を

2024年1月1日 (月)

話題センコーグループホールディングス(GHD)の福田泰久社長による年頭所感の要約は次の通り。

(以下要約)

▲センコーGHDの福田泰久社長(出所:センコーGHD)

少子化が続く国内では、市場の縮小がさらに進むため、M&Aや事業領域の拡大を通じたシェアアップ、新規事業展開等によるさらなる成長が必要です。さらに約180社もの多彩なグループ会社間のコミュニケーション強化とグループ全体でのシナジー創出を通じて、新たなビジネスを生み出したいと考えています。

これからの国内の経営上の最大のリスクは人材の確保です。私は、この課題に対処するために外国人労働者の就業規制の緩和を何年も前から訴えてきましたが、政府や関係各所の理解が進み、ドライバー職も解禁される見込みとなっています。また、いわゆる「年収の壁」問題に対する税制対応も進んでいますので、各部門で今まで以上に登用人材の多様化と活用を図ってください。さらに、業務の自動化・無人化、DXやAI、ロボットなどの技術を活用した効率化のスピードアップも不可欠です。

物流部門では2024年問題への対応が本格化しますが、現在の安定した利益創出と成長が物流事業以外への多岐にわたるチャレンジを可能にしています。中核事業として、諸課題への的確な対応とサービスの磨きをかけながら、今後も拡大を図ります。

国内で少子化が進むなか、成長の活路として海外事業を強化しており、2023年度通期の国際関係の売上高は初めて1000億円を超える見込みです。昨年、ホールディングスに「国際事業本部」を設置しましたが、M&Aや未進出国での拠点開設などをさらに進め、グローバルな事業展開と領域の拡充に力を入れていきます。