話題改善基準告示改正の前年ということもあり、物流事業者も、荷主企業も、そして政府も、準備段階として物流における活発な動きが見られた2023年。そんな怒涛の1年を、LOGISTICS TODAYの主要ニュースで振り返ってみましょう。さらに激動が予想される24年に向け、最新の物流動向の復習用にも役立てていただければと思います。
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【1月】高速道路の深夜割引について、適用時間帯の拡大や、走行距離分のみ割引とする制度への変更を24年度中に整備する方針が固まったのがこの頃でした。エンジン認証不正で出荷を停止していた日野自動車は、大型トラック「プロフィア」の型式指定申請の許可を受け、2月中旬からの出荷再開にこぎ着けています。
【2月】中小企業庁が発表した価格交渉調査のなかで、日本郵便が取引先からの価格転嫁に対する評価が、社名公表された150社で最低評価となったことが話題となりました。1月下旬の大雪で新名神高速道路の大規模な車両滞留があったことを受け、高速道路2社が「予防的通行止め」を行うなど、安全輸送を担保する観点では重要な決定が下されました。