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アイリスオーヤマ、静岡県御殿場市に新物流拠点

2024年1月19日 (金)

▲「御殿場物流センター」の完成イメージ(出所:アイリスオーヤマ)

フードアイリスオーヤマは19日、新物流拠点「御殿場物流センター」(静岡県御殿場市)の建設が決定したと発表した。主に飲料水の保管・出荷を行い、国内での食品、飲料の生産体制を強化する。2026年に完成予定。

同センターは敷地面積3万平方m。総額70億円を投じ、自動倉庫のパレット2万5000枚を整備する。国内の食品・飲料需要増への対応、甚大災害発生や感染症流行などで必要物資の迅速な提供を可能とするなど、十分な保管能力、効率的で持続的な物流網の形成を目指す。

同社は大規模災害時に迅速な飲料水供給を確保するため、21年から飲料水事業に参入しており、県内では富士小山工場(小山町)や富士裾野工場(裾野市)で天然水や強炭酸水を生産している。供給力不足から富士小山工場では生産ラインを増設する予定で、これにより保管能力の不足が懸念されるため、今回の物流センター新設に至った。

同社は御殿場市への進出に際し、同市と「SDGs未来都市御殿場を共に創る包括連携協定」を締結。この協定に基づき、両者は資源を最大限に活用し、防災・減災や脱炭素、産業振興、市民サービスの向上などで協力体制を取り、緊急時での必要物資の供給と支援でも連携を強化する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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