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アルペン、EC対応特化の旗艦拠点、中京FCを開設

2024年2月15日 (木)

ECスポーツ用品販売のアルペンは14日、愛知県稲沢市に延床面積1万坪となるEC旗艦倉庫「中京フルフィルメントセンター(中京FC)」を、ことし春に開設すると発表した。

▲中京フルフィルメントセンター(出所:アルペン)

同社では、アパレル、シューズ、フィットネス用品、キャンプ用品など幅広いカテゴリの商品を取り扱っており、ユーザーへ迅速かつ効率的に供給するため、アイテムや大きさなどの種類別に物流網を整流化し、物流システムの再構築を図る「新物流戦略」を立案、実行している。この物流戦略の実行により、「店舗までの供給リードタイムの短縮化の実現」「梱包方法の改善による店舗品出しまでの作業簡素化」「出荷物量コントロールによる庫内作業人数および配送の最適化」「ECのサービスレベルの向上」を目指す。

なかでも「ECサービスレベルの向上」に向けては、ビジネスの成長に応じた段階的な自動化と省人化へ投資が必要として、2018年にEC物流拠点である「東日本フルフィルメントセンター(東日本FC)」(千葉県印西市)を立ち上げており、今回の中京FCは中京エリア初の自社EC専用倉庫となる。

愛知県にEC倉庫を開設することで、西日本エリアへの配送リードタイム短縮を図るとともに、愛知県のディストリビューションセンター(在庫型物流センター)との連携により、これまでよりも迅速な商品の供給と店舗向け在庫との共有を実現。取り扱いアイテムの拡大と在庫高のコントロールにより、顧客のニーズに柔軟に対応する。

また、旗艦倉庫として十分な床面積を確保することで、EC商品の撮影スペース拡張を実現し、様々なカテゴリの商品の販売サイト登録にも対応し、これまで以上に強固で効率的な物流体制の構築を目指すとしている。

なお、同社では庫内の効率化、省人化に向けて、18年よりギークプラス(東京都渋谷区)製の自動搬送ロボットを東日本FCに導入し、現在216台のロボットを稼働させ、23年時点で生産性を4倍に向上、出荷リードタイムを2分の1に短縮することに成功していることから、中京FCでも継続導入することを決定している。立ち上げ段階では29台のロボットで運営を開始し、ECビジネスの成長に応じて順次拡張していく。

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LOGISTICS TODAY編集部
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