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「ロジスクエア」ブランド、ふじみ野・京田辺・名古屋みなと続々開発

開発から資産最適化まで倉庫のよろず相談窓口CRE

2024年3月28日 (木)

話題シーアールイー(CRE)の物流ブランド「ロジスクエア」が、日本の主要な物流重要地への竣工、開発を進めている。

CREの首都圏最大級プロジェクト、ロジスクエアふじみ野

首都圏の開発では、ことし1月に「ロジスクエアふじみ野A」を、埼玉県南部の所沢・三芳・ふじみ野エリアの巨大消費地に竣工。同じく10月に同敷地内で竣工するふじみ野B、隣接地で計画中のふじみ野Cと合わせると、総延床面積は26万9700平方メートルと、同社が首都圏で手掛けるプロジェクトの中でも最大級の規模を誇る。

▲「ロジスクエアふじみ野A」

「ふじみ野市自体、人口11万4000人の大きなEC(電子商取引)ターゲットであるとともに、豊富な労働人口を抱えるエリア。埼玉県全域から首都圏東部への配送拠点として、また関越自動車道を幹線とする広域物流にも最適。複数のインターチェンジ(IC)を起点にした、多様な物流の構築に対応する立地です。国道254号バイパス沿い、国道463号線(浦和所沢バイパス)や国道16号線の幹線道路との接続にも便利な場所です」とマーケティンググループ第1チームのチームリーダー隅野英樹氏は語る。

▲マーケティンググループ第1チームのチームリーダー隅野英樹氏

大型車利用の利便性も増した関越道への三芳スマートICまでは6キロ。そのほか、関越道へは所沢ICまで10キロ、川越ICまで11キロ、首都高速埼玉大宮線・与野ICまで9キロ、浦和南ICまで15キロと、複数の高速道路への接続点が利用できる。周辺は新規物件の供給も多く、リーシングでは競争も激しいエリアだが、「まだまだEC普及率の上昇が期待されるのに伴って、倉庫需要は堅調なエリアです。新築だけではなく既存物件からの入れ替わりなどで、比較対象の多い地域だけに、複数のICが使える利便性や汎用性、機能性をしっかりと訴えていきたいと考えています」(隅野氏)。2階から4階までダブルランプウェイでトラックが直接乗り入れることが可能と、機動性に優れた構造でエリアのラストワンマイル需要に対応する施設だ。

「ロジスクエアふじみ野A」概要

▲ロジスクエアふじみ野プロジェクトのイメージ

所在地:埼玉県ふじみ野市福岡新田
敷地面積:10万1128平方メートル
延床面積:11万2340平方メートル
用途地域:工業専用地域
アクセス:関越自動車道・三芳スマートICから6キロ、所沢ICから10キロ、川越ICから11キロ、首都高速埼玉大宮線・与野ICから9キロ、浦和南ICから15キロ、東武東上線・ふじみ野駅から3.5キロ、上福岡駅から3.4キロ
着工:2022年7月15日
竣工:2024年1月31日
https://www.logi-square.com/development/detail/fujimino_a

関西でも大型プロジェクトを京田辺に着工、開発続々

関西では、物流要衝として需要が高まる近畿内陸、京都南部に「ロジスクエア京田辺A」を着工、25年2月の竣工を予定する。こちらも隣接地に京田辺Bを開発予定であり、「2棟合わせると京田辺エリアの物流施設として、またCREの関西での開発物件としても最大級で、24万平方メートルを超える大型プロジェクトとなります」(隅野氏)

▲「ロジスクエア京田辺A」の完成イメージ

こちらもまずターゲットとなるのは、大阪北摂エリアや京都都心部。関西内陸部からの配送ニーズに応えるとともに、都市計画道路3・3・18松井大住線(府道22号線)を経由して第二京阪道路と新名神高速道路の八幡京田辺ジャンクション(JCT)(八幡京田辺IC、京田辺松井IC)まで3.5キロ、八幡東IC(上り)まで3.5キロ、京奈和自動車道・田辺北ICまで1キロと、高速道路へのアクセスにも優れて広域配送での利便性も高い。「さらに、現在27年に予定されている新名神高速道路の全線開通では、神戸から名古屋までつながる新名神を軸とした新たな広域幹線へと発展します。京田辺エリアはまさに今のうちに押さえておくべき、物流要衝の成長株です」(隅野氏)

施設は4階建て、2階から4階まで各階に両面トラックバースを備えるとともに、上り専用と下り専用のランプウェイをそれぞれ2基ずつ、計4基設置するクアドラプルランプウェイ方式を採用する万全の機動力を持つ。トラックバースは計224台の大型車が同時接車可能で、30台分のトラック待機場と合わせて、効率的な入出庫オペレーションを実現する。

「ロジスクエア京田辺A」概要

▲ロジスクエア京田辺プロジェクトの完成イメージ

所在地:京都府京田辺市大住門田ほか
敷地面積:6万6254平方メートル
延床面積:15万5878平方メートル
用途地域:工業専用地域
アクセス:第二京阪道路と新名神高速道路の八幡京田辺JCTから3.5キロ、八幡東IC(上り)から3.5キロ、京奈和自動車道・田辺北ICから1キロ
着工:2023年4月17日
竣工:2025年2月15日(予定)
https://www.logi-square.com/development/detail/kyotanabe_a

同社はまた、中部地区の中心、名古屋市の湾岸エリアにも、巨大商圏への配送拠点であり、東西幹線による輸送や名古屋港、中部国際空港を利用した輸送モードの拠点となる「ロジスクエア名古屋みなと」を開発、26年の竣工を目指して準備するなど、重要拠点での開発を展開する。

「ロジスクエア名古屋みなと」概要

所在地:愛知県名古屋市港区大江町
敷地面積:2万880平方メートル
延床面積:4万6336平方メートル
用途地域:工業専用地域
アクセス:名古屋高速4号線・木場ICから1.8キロ、名古屋港飛島ふ頭北コンテナターミナルから16キロ、中部国際空港(セントレア)から32キロ
着工:2025年春頃(予定)
竣工:2026年春頃(予定)
https://www.logi-square.com/development/detail/nagoya_minato

施設開発だけではない、物流のあらゆる相談に対応

「施設開発においては、物流不動産事業での私たちの知見を基盤にした、堅実な開発こそが一貫したコンセプトといえます。環境性能などはもはや標準装備として、あらためて施設の基本である、もっと物流拠点が必要な場所に、必要な機能とスペース、汎用性を備えた物流施設をしっかりと供給する、地に足のついた開発を続けることこそが、私たちの物流業界に貢献できる使命だと考えています」(隅野氏、以下同)

▲ロジスクエア京田辺の共用棟のイメージ

新機能や、付加価値で訴求するのではなく、物流施設としての使い勝手にこだわる。結果的にはそれが、働く人々にとっても心地良い、使いやすい施設としてアメニティの充実した物流施設という形に結実している。「女性の働き方を重視したパウダールームや、どんな人にも直感的にわかりやすいデザインの館内サイン表示など、多様な人たちが気持ち良く働ける場所となっていることが個性といえるかもしれません。同じ倉庫で働くならば、ロジスクエアで働きたい、働き続けたい、そう思ってもらえるような物流拠点になっていると思います」

こうした施設開発の堅実さ、実直さは、不動産仲介業、中小の倉庫管理を事業の礎とした同社の歴史に由来するものだといえる。大型物件のデベロッパーとしての側面ばかりに目がいきがちだが、「大型施設ブランドだけではなく、私たちの出発点となった小さな規模のものまで、広く物流不動産全般での相談に応えられるのが私たちだと考えています」

ただ物を保管する、物を運ぶだけの相談ではなく、倉庫や工場といった建物や用地の買い取りや活用など、倉庫のリーシングだけではない、不動産活用で積み上げたノウハウこそが同社の強みだ。

「大きなまとまった土地じゃないと、売却や開発の相談ができないんじゃないかと思われがちですが、何十坪といった用地に関してもどんどん相談してもらいたい。また、倉庫だけではなく土壌汚染の心配から転用がためらわれる工場跡地などの相談も遠慮なく。私たちのグループ会社の土壌をきれいにする技術なども活用してもらえるはずです」と、資産の有効活用などを積極的に相談できることを打ち出していきたいと言う。

大きな変革期を迎えた物流業界では、今後、経営戦略における資産の有効活用の重要度もますます大きくなっていく。関西物流展は、ただ倉庫を探すだけではなく、こうした倉庫に関するあらゆる不安を相談できる場になるはずだ。

「展示会は、私たちの開発物件のほかにも賃貸物流施設に関する最新情報をご提供するとともに、『資産の最適化』についても、たくさんの皆さんとお話しできる機会としたいです」

「第5回 関西物流展」概要
会期:2024年4月10日(水)〜12日(金)10時〜17時(最終日は16時まで)
会場:インテックス大阪(大阪市住之江区南港北1-5-102)
来場方法:公式ウェブサイトでの「来場者事前登録」が必要(無料)
https://kansai-logix.com

【シーアールイー 展示ブース情報】
カテゴリー:物流施設・不動産/建設/自治体
ブース番号:B9-36(6号館B)
詳細:https://www.logi-square.com/sh/5dda36d83120

「ロジスクエア」ブランドサイト