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カナエ、包装事業のマテリアルリサイクル推進

2024年3月28日 (木)

環境・CSR包装関連事業のカナエ(大阪市中央区)は27日、サーマルリサイクルからマテリアルリサイクルへの転換を強化した環境負荷低減に向けた取り組みを公開した。

サーマルリサイクルとは、廃棄物を焼却した際に発生する熱を、主にエネルギーとして再利用することであり、マテリアルリサイクルとは使用済みのものを新しい製品の原材料として再利用すること。同社ではこれまで工場から出た廃棄物のほとんどがサーマルリサイクルだったが、マテリアルリサイクルへの転換を進め、23年度にはマテリアルリサイクル率を11.6%に達成し、25年度には20%達成を目指す。

▲コスモパックシリーズ(出所:カナエ)

医薬品や化粧品、食品、メディカル、トイレタリー用の包装材料においては、プラスチック使用量が多いことから、環境への配慮を重視した取り組みを進める。独自開発のアルミ立体成形パウチ「コスモパック」のような製品を通じて、包装材料の再資源化に努め、アルミとプラスチックの分離再利用も可能にした。

また、同社の物流棟新築時にはOBP(オーシャンバウンドプラスチック)パレットの使用を開始。同パレットは環境負荷低減商材として販売している商品の1つだが、仕入部門と営業部門だけの情報共有に留まらず、生産部門とも連携して自社内での使用も促進し、SDGsに取り組む企業としての取り組みを推進している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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