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飯野海運、風力推進帆搭載船の航路を最適化

2024年4月12日 (金)

ロジスティクス飯野海運は11日、海事ソフトウエアを提供するNAPA(神戸市中央区)とともに、ノースパワー(フィンランド)製の風力推進補助装置(ローターセイル)を搭載した2隻の飯野海運の船舶に、新ツールとして航路最適化システム「NAPA Voyage Optimization」を導入すると発表した。

同ツールは、さまざまな航路や船速を最適化し、運航効率を向上させるためのソリューションで、ウェザー・ルーティング機能を活用することで、ローターセイルによる燃料消費削減の効果を最大化し、温室効果ガス(GHG)の排出を最小限に抑えることが可能になる。ウェザー・ルーティングは、船舶が航海中に遭遇する気象や海象を予測し、船舶の状態や性能・到着時間などを考慮して、安全性などの評価基準により最適な航路を設定すること。

▲新ツールを導入する船舶(出所:飯野海運)

同ツールは、同社保有のVLGC(大型LPG運搬船)1隻と石炭専用船1隻に導入を予定。ローターセイルの搭載だけでも両船は3-4%の燃料消費量とCO2排出量の削減が可能だが、高度なウェザー・ルーティング機能との組み合わせにより3-10%の削減が実現する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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