
▲NSU TUBARAOへ搭載する軸発電機のモデル(出所:NSユナイテッド海運)
ロジスティクスNSユナイテッド海運は10日、同社が運航する40万トン型鉱石船「NSU TUBARAO」に軸発電機を搭載すると発表した。搭載は9月の本船の入渠時に実施される予定だ。
軸発電機の導入により、航行中はプロペラ軸の回転を利用してメインエンジンの出力を一部発電に転用し、船内電力を軸発電機のみで賄えるようになる。この結果、燃料を消費するディーゼル発電機の使用が不要となり、燃料消費と温室効果ガス(GHG)排出の削減に加え、機関室の騒音も軽減される。環境負荷の低減に向けた重要な施策として位置付けられている。
さらに、同船には風力補助推進装置「ローターセイル」も搭載される予定で、軸発電機がローターセイルの電力供給を担うと同時に、ローターセイルによる推進効果がメインエンジンに与える負荷を調整することで、両者は高い相乗効果を発揮する見込みだ。
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