三菱地所、仙台でも高速IC直結次世代型施設開発へ

拠点・施設三菱地所は7日、仙台市太白区郡山北目地区で、高速道路インターチェンジ（IC）直結の次世代基幹物流施設の開発計画を始動すると発表した。レベル4自動運転トラックなど次世代モビリティーの受け入れが可能な、延床面積27万3000平方メートルを誇る次世代型物流施設とする計画で、2030年代前半をめどに完成を目指す。

▲次世代基幹物流施設（出所：三菱地所）

同社は仙台市、仙台市郡山北目土地区画整理組合設立準備委員会との連携のもと、本計画実現に向けた連携に関する覚書を締結。トラックドライバー不足という社会課題の解決を目的とした「基幹物流構想」の実現に向け同計画を始動、国が2040年までに実現を掲げるフィジカルインターネットの実現に寄与する。

計画地は仙台駅から6.3キロの位置にあり、国道4号線や東北自動車道、仙台東部道路に接続する仙台南部道路の結節点となる長町ICに直結する。高速道路から専用ランプウェイを通じて直接アクセス可能で、自動運転トラックや後続車無人隊列走行などの次世代モビリティーが、一般道に降りることなく直接施設内まで運行できる設計とするほか、ダブル連結トラックの受け入れも可能とする計画だ。

今後、東北圏の基幹物流施設として、関東圏とのネットワークを強化し、最先端の物流IoT（モノのインターネット）に対応した中核物流拠点としての確立を目指す。

三菱地所は、京都府城陽市でも、新名神高速道路沿いで同様の施設開発に取り組んでおり、昨年6月には自動運転技術開発T2（東京都千代田区）との資本業務提携を締結。レベル4自動運転トラックによる幹線輸送と次世代基幹物流施設を融合させ、自動化・省人化を推進するほか、効率的な輸配送による環境負荷低減を図っている。

三菱地所のIC直結施設、見据えるは｢自動運転｣対応

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

LOGISTICS TODAY編集部
メール：support@logi-today.com