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鴻池運輸がカナダの梱包会社の経営権取得

2024年6月18日 (火)

M&A鴻池運輸は17日、梱包用緩衝材メーカーのカネパッケージ(埼玉県入間市)とカナダに合弁会社を設立し、カナダやメキシコで自動車部品のデザインパッケージング事業を展開するグループ会社を合弁会社の子会社にすると発表した。鴻池運輸は北中米エリアで、生産設備の輸送・据付事業を展開しているが、デザインパッケージ事業を加えることで事業の拡大を図る。

同社によると、今月30日に、カナダに子会社の経営管理業務や経営指導業務を目的としたKONOIKE KANEPACKAGE HOLDING(KKHD)を設立する。KKHDの資本金は1600万カナダドル(約1800万円)で、出資比率は鴻池運輸が83.2%となる。

KKHDが子会社化するのは、カナダ・トロントやメキシコ・レオンに製造拠点を置き、自動車業界向けのデザインパッケージを手掛ける梱包会社のパイン・バレー・パッケージンググループ(PVPグループ)。同グループは日本や欧米などの大手自動車メーカーや、自動車部品メーカーなどと取引がある。KKHDは7月に、PVPグループの持株会社1000868639 Ontarioの株式100%を取得して子会社化する。

鴻池運輸は「北中米エリアで新事業を展開するには、デザインパッケージ事業の拡大は欠かせない」としており、今回の子会社化によって、デザインパッケージのノウハウを、将来的に北中米エリアから中国やASEAN、インドなどに広げるとともに、自動車業界以外の電子産業など他業界への展開を目指す。

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LOGISTICS TODAY編集部
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