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因幡電産が物流機能強化の方針を表明

2024年6月21日 (金)

ロジスティクス因幡電機産業(大阪市西区)は20日、2024年3月期決算や3か年の中期経営計画について公表した。24年3月期は増収増益となり、3期連続で過去最高業績を更新。今後、2024年問題に対応するため、物流拠点の拡充や配送効率の向上などに取り組んでいくとした。

同社の発表によると、売上高は3453億6900万円で前期比9.0%増、営業利益は213億2200万円で同14.4%増、純利益は156億2300万円の同1.3%増だった。セグメント別に見ると、電設資材事業は好調で、物流施設やデータセンターなどの大型物件の受注があったことから、売上高は前期比で14.5%増加した。一方、産業機器事業は、コロナ禍の巣ごもり需要の反動や半導体関連の生産調整、設備投資抑制の影響を受けて、制御機器や電子部品の販売が減少。売上高は同期比5.1%の減だった。空調関連部材など自社製品事業は、海外での設備投資需要の減退や国内の新設住宅着工数の減少によって、売り上げが振るわず売上高は前期とほぼ同水準にとどまった。

今後、同社は自社製品の開発・拡充や首都圏市場でのシェア拡大、事業のグローバル化の加速などで2026年度の売上高4000億円を目指すという。それには電設資材や産業機器などの物量拠点の機能強化は欠かせず、物流拠点の拡充や配送効率の向上に向けた投資を積極的に行っていくとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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