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井本商運が運航改善策を提出、船員の長時間労働で

2024年7月17日 (水)

調査・データコンテナ船の運行などを手がける井本商運(神戸市中央区)は16日、乗組員の労働管理の徹底に向けた報告書を12日付で神戸運輸監理部提出したと発表した。同社は今年6月、船員の労働時間が船員法の定める上限を超えていたうえ、過労防止の措置も講じていなかったとして、同部から改善命令を受けていた。

同社の改善措置報告書によると、今後、乗組員の労働時間に配慮した運航計画を作成し、記録保存を徹底するため、運航計画の作成にあたって順守すべき法令や規則を全社内に周知。社内で必要な講習などを実施した。また、運航計画の手順書も作成した。

社外に対しても、船主や船舶管理会社に書面で協力を要請したほか、船員の過労防止に向けた取組みを説明する会議を開催した。

同社は「今回の命令を真摯に受け止め、運航船社として乗組員の労働環境の改善および安全運航に取り組んでいく」としている。

同社をめぐっては23年5月、関東運輸局の立ち入り検査で船員の長時間労働が発覚。今年1月にも神戸運輸監理部が立ち入り検査を実施し、運航計画を作成する際、船員の過労を防止する措置が講じられていなかったとして、改善命令を出した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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