国際機械加工のAeroEdge(エアロエッジ)は19日、航空機用鋳造品(チタンアルミ)の安定供給を実現するための投資計画が、経済安全保障促進法に基づく特定重要物資の「供給確保計画」として経済産業省から認定され、最大20億円の助成額が通知されたことを発表した。
同社は、仏エアバス製A320ネオファミリーおよび米ボーイング製737MAXシリーズ用の航空機エンジン「LEAP」に搭載されるチタンアルミ製低圧タービンブレードの量産加工・販売を主たる事業としている。素材となるチタンアルミは海外メーカーに100%依存しているため、供給遅延や停止が航空機の供給にも影響を与えるリスクがある。このリスクに対応するため、同社はチタンアルミの新材料の自社開発を進めており、今回の供給確保計画の認定を受けた。投資計画には、LEAPエンジン用だけでなく、他のエンジンのチタンアルミ製低圧タービンブレードの新材料の開発・量産およびその加工量産のための投資も含まれている。投資計画は2028年までを予定している。
この投資計画は直接減額方式により圧縮記帳する会計処理を適用する予定であり、助成金が交付された場合には取得原価の圧縮による減価償却費の減少を通じて損益に影響を与える見込みである。
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