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将来宇宙輸送システム、次世代型宇宙港のWG発足

2024年8月2日 (金)

サービス・商品宇宙と地球を結ぶ輸送システムの実現を目指すスタートアップ、将来宇宙輸送システム(東京都中央区)は1日、宇宙輸送サービスの実現に必要な「次世代型宇宙港(NSP)」のあり方を検討するワーキンググループを17社、1大学とともに発足させたと発表した。

同社は「毎日、人や貨物が届けられる世界。そんな当たり前を、宇宙でも。」とのビジョンを掲げ、宇宙輸送の実現を目指している。文部科学省のSBIRフェーズ3事業「民間ロケットの開発・実証」の採択を受け、2028年3月までの人工衛星打上げ実証に向けた研究開発に取り組んでおり、将来的には、完全再使用型の単段式宇宙往還機(SSTO)を用いた高頻度宇宙輸送を2040年代に実現させるとしている。

高頻度輸送を実現するには、宇宙輸送を支えるための拠点となるNSPが欠かせないが、採算性を含めて実現可能な具体像ができていない。このため、どのような施設であればNSPとして実現可能なのかを、WGで検討することになった。

NSPは高頻度の宇宙輸送を支えるための拠点として、ロケットの打上げや着陸を行うが、宇宙への旅客や見学者、施設利用者らも利用することを想定し、モールなどの商業施設やライブ会場などのエンタメ施設、エネルギー施設や災害対策施設など、宇宙輸送に関わる幅広い施設を併設する。また、陸上だけでなく、洋上での建設も検討する。

WGには7月31日時点で、室蘭工業大学のほか、鹿島建設や商船三井、エア・ウオーターなど建設、海運、造船、物流不動産など幅広い業種の17の企業、大学が参加。25年10月までに事業計画案を作成し、その後具体的なロードマップや事業計画、デザインや模型、動画などを成果として公表する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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