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三菱造船、低圧液化CO2内航輸送船のAiP取得

2025年2月6日 (木)

認証・表彰三菱重工は5日、同社グループの三菱造船が、低圧液化CO2内航輸送船の基本設計承認(AiP)を日本海事協会(東京都千代田区)から取得したと発表した。日本ガスライン(愛媛県松山市)と共同開発を進め、CCS(炭素の回収・貯蔵)事業におけるCO2の海上輸送需要に応える。

今回承認を受けた低圧液化CO2内航輸送船は、小規模な国内のCO2排出地から圧入拠点や外航出荷拠点までの輸送を目的とし、瀬戸内地区を中心に活用される見通しだ。日本政府が推進するCCS事業に早期参入を目指し、設計はJOGMEC(独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構)が2024年度に実施している「先進的CCS事業に係る設計作業等」の一環として進められた。今回の輸送船は汎用性が高い小型サイズで、広範囲な輸送システム構築が可能となる。

同船の導入により、日本ガスラインはマレーシア・サラワク州で進行中のCCS事業で国内CO2の集約輸送を強化し、事業効率化を図る方針だ。また、三菱造船は国内外の関連企業と協働し、LCO2輸送船の開発およびCCSバリューチェーンの構築を加速させ、エナジートランジション事業をさらに拡大させる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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