M&Aコカ・コーラ ボトラーズジャパンは2日、ことし1月6日からシンクラン(東京都港区)およびジェンパクト(アメリカ・ニューヨーク州)と共同で飲料関連の販売機器の設置、整備、修理、品質管理(QC)業務を担う新たな合弁会社「EQオペレーション会社」を設立すると発表した。また、ジェンパクトの完全子会社である「EQアドミン会社」も設立し、企画や管理業務を担当する。これにより、飲料業界の効率化および競争力強化を目指す。新会社2社の名称は未定。
この合意は、コカ・コーラ ボトラーズジャパングループの中期経営計画「Vision 2028」の一環であり、持続可能な利益成長と変化に強いコスト構造の構築を目標としている。シンクランの長年のオペレーション経験とジェンパクトのデータ・テクノロジーおよびAIに関する専門知識を融合し、販売機器の設置や整備、修理、品質管理、およびサプライチェーン全体の高度化を進める。
新会社「EQオペレーション会社」は石川県金沢市に本社を置き、およそ820人の従業員を擁する予定で、2024年9月に設立される予定だ。一方、「EQアドミン会社」は東京都江東区豊洲に拠点を構え、およそ110人の従業員が勤務する予定である。これらの新会社は、飲料業界における高品質かつ競争力のあるサービス提供を通じて、国内市場のさらなる活性化を図るものとされている。
今回の取り組みにより、コカ・コーラ ボトラーズジャパングループは、日本国内における自社の業務効率化を推進し、コスト削減と品質向上を両立させることを目指している。また、ジェンパクトの技術力を活用することで、今後の業務のデジタル化を進めるとともに、新しいビジネスモデルの構築にも注力する考えである。
これらの取り組みは、コカ・コーラ ボトラーズジャパングループが国内での市場シェアを維持しつつ、持続的な成長を遂げるための戦略的な一手となることが期待されている。
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