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ラピュタ、協働ロボに新ピッキング方式を追加

2024年8月7日 (水)

ロジスティクス物流向けロボティクス開発を手掛けるラピュタロボティクス(東京都江東区)は7日、協働型ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」に新たなピッキング方式(リストスキャン方式)を追加したと発表した。

ラピュタPA-AMRは作業スタッフとともにピッキングを行うロボットで、AI(人工知能)が最短のピッキングルートを提案し、荷物の搬送も代行することで、スタッフの歩行距離を削減するなど負担を軽減する。

▲帳票類に印字されたバーコードを使って、ピッキング対象商品を割り当て(出所:ラピュタロボティクス)

2000年の商用化以来、これまでに50拠点以上に導入され、累計販売数も500台を超えたが、物流現場の事情によってラピュタPA-AMRの導入が難しい現場もあった。このため、新たなピッキング方式の「リストスキャン方式」を開発。複雑な倉庫現場でのニーズに合ったピッキング方式を採用できるようにした。

リストスキャン方式では、事前に印刷された帳票類に印字されたバーコード(出荷番号やピックIDなど)を使って、行いたい作業を好きな作業順でロボットに割り当てられるようになった。帳票類と荷物の事後照合の必要がなくなり、任意のエリアにだけ、ラピュタPA-AMRを導入することも可能になる。また、従来のピッキング方式とリストスキャン方式の両方を使ったオペレーションも可能になり、柔軟な倉庫運用ができるようになる。事前の倉庫管理システム(WMS)の開発などの期間も短縮され、導入の迅速化も図れる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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