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商船三井、運航船による新人訓練を開始

2013年4月5日 (金)

話題商船三井は5日、コンテナ船で初の訓練生となる職員候補生4人を乗せたCADET訓練船が東京港に入港したと発表した。

同社は、3月23日に退役した訓練船「スピリットオブMOL」で培った訓練のノウハウを引き継いだ安全教育・基礎習熟訓練に加え、荷役設備や実践的な作業訓練による技能習得を目指しており、現在タンカー4隻とコンテナ2隻で同訓練を実施、段階的に拡大している。

タンカーでは、緻密な計画と高度な安全対策が要求される原油の積・揚荷役の現場でカーゴポンプやバルブの操作に立ち会い、コンテナ船では分刻みのスケジュールで行われる荷役現場を体験するなど、現場の最前線で実践的な訓練を展開している。

東京港に入港したコンテナ船には、根本正昭執行役員が訪船し、訓練を視察するとともに訓練生らに「安全運航は最重要の命題であり、我が身を守り、船を守ることが安全運航につながる」と訓示。安全運航への高い意識を備えた職員となるよう激励した。