ロジスティクス三菱ふそうトラック・バス(川崎市中原区)は21日、デジタルトランスフォーメーション(DX)によって車両製造部品の物流管理を効率化するプロジェクト「サプライチェーンコントロールタワー」を開始したと発表した。発注業務の一部自動化や輸送船の日本入港予定の把握、工場到着予定時刻の予測などで大幅な効率化を目指す。
同プロジェクトでは、部品発注業務の最適化や、輸入部品輸送状況の即時監視、日本への入港予定の把握に取り組み、効率化につなげる。
部品発注業務の最適化では、車両の生産計画と部品の発注計画を自動で照合し、各部品の在庫量を最適化するシステムを自社開発。部品発注量の計算・入力作業を完全に自動化することで、作業者の業務効率を向上させる。また、システムの処理能力を引き上げることで、余剰在庫や部品を保管するコストを大幅に削減する。
また、輸入部品輸送状況の即時監視と日本への入港予定の把握では、API連携を利用した自社開発のシステムで、全ての輸送船のリアルタイムな輸送状況と日本への入港予定日時を一元的にモニタリングできる仕組みを整備する。これまでは、オペレーターが船舶会社のウェブサイトで確認したり、電子メールをやり取りしたりして、輸送船の状況を確認していたが、システムの導入で、オペレーターの作業時間を大きく短縮でき、業務アウトソーシングなどの費用も抑えられる。
同社はDXを進めることで、物流管理業務の効率を最大化するだけでなく、外部要因によるサプライチェーンの混乱に対して迅速に対応できる態勢を整え、安定した物流・生産体制の構築を目指すとしている。
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