ロジスティクス伊藤忠商事(東京都港区)は28日、子会社の伊藤忠リーテイルリンク(東京都中央区)を通じ、化粧品・日用品卸の東京堂(東京都江東区)の事業を会社分割によって承継すると発表した。
東京堂は1917年創業の老舗で、ドラッグストアやコンビニエンスストア、スーパーマーケット、バラエティショップを中心に大手日用品・化粧品メーカーなどの商品流通を担ってきた。2005年には伊藤忠商事と資本業務提携を結び、経営面などでさまざまな協議を重ねてきたが、伊藤忠商事の傘下に入り、経営基盤を強化することになった。
今後、伊藤忠リーテイルリンクが設立した100%子会社のTKD分割準備株式会社が、9月1日に東京堂の事業を継承。東京堂は資産管理会社となって、債権債務の清算にあたる。
伊藤忠リーテイルリンクは、消費者向けの日用品・生活雑貨を取り扱い、コンビニエンスストアなど小売店向けの商品開発・販売を手掛けている。事業承継後は、東京堂の取引先を継承し、さらなる販路の拡大と商品開発、日用品・化粧品メーカーとの協業を進めていく。また、伊藤忠グループ会社との物流連携や全国物流網の構築、さらには日用品・化粧品メーカーに対する新素材原料の提案や海外展開サポートなども進めていく。
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