国内ファーマインド(東京都千代田区)のグループ会社である全日本ライン(同千代田区)は30日、宮崎県で開催された研修会で、農産物の持続可能な物流体制の構築に向けた取り組みを発表した。発表では、同社の青果物流におけるコールドチェーンを中心とした持続可能な物流モデルが紹介された。にこの研修会は「みやざき農の物流DX推進協議会」により主催され、農産物の生産や流通に関わる事業者や行政機関などおよそ80人が出席した。
全日本ラインは国内14か所に青果センターを展開し、全国物流ネットワークと連携することで、コールドチェーンを核とした持続可能な物流体制を構築している。同社は、生産から流通までを包括する事業モデルを推進し、ITやマーケティング、海運などを駆使した物流効率の向上を図っている。具体的には、青果センターを中継拠点として活用することで、物流の効率化を図るとともに、輸入青果をベースカーゴとして国産青果を混載する「統合物流」を展開している。
この統合物流により、積載率の向上とコストの低減を実現し、物流の2024年問題といわれる「運べない危機」を打開するための有効なソリューションとして注目されている。
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