ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

新日本空調、三井不物流施設内にイノベ拠点開設

2024年8月30日 (金)

拠点・施設三井不動産(東京都中央区)は30日、新産業創造拠点「三井不動産インダストリアルパーク(MFIP)海老名」に、新日本空調(同中央区)が新技術開発拠点『SNK EBINA Innovation X HIVE』を2027年度初頭に開設すると発表した。この施設は設備業界初の大規模テナント型研究施設であり、海老名市に位置する新たな技術開発の拠点として、革新的な取り組みを進める場となる。

▲「MFIP海老名」完成予想イメージ(クリックで拡大、出所:三井不動産)

「MFIP海老名」は、物流用途に加え、オフィスや研究施設などのマルチユーススペースで構成され、2025年4月の着工、2026年6月の完成を予定している。この拠点は、海老名市役所周辺地区にあり、複数の鉄道路線へのアクセスが良好で、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)・海老名インターチェンジ(IC)からも近い立地にあるため、通勤利便性や物流拠点としての優位性が高い。施設内は全フロアに給排水設備が整備され、積載荷重1.5トン/平方メートル、天井高は最大7.5メートルを確保するなど、多様なテナントのニーズに応える設計となっている。

新日本空調の拠点は、環境、エネルギー、原子力関連の技術開発や微粒子可視化、シミュレーション技術の提供を目的として設立される。この新技術開発拠点では、既存の技術開発研究所やソリューション事業部を移転し、イノベーションの推進と共に、異業種とのコラボレーションを通じた先進的な技術の開発と実装を目指す。また、AI制御やICT技術を駆使したエネルギー効率の高い施設となる予定で、太陽光や地中熱などの自然エネルギーの活用も推進される。

三井不動産は、これまでにも物流施設の旗艦ブランド「三井不動産ロジスティクスパーク(MFLP)」や複合用途施設「MFIP」を展開しており、「MFIP海老名」はその次世代型として位置づけられている。施設内では、オフィス、研究施設だけでなく、木材を構造材や内装材として使用することで、持続可能な森林経営への貢献も目指している。これにより、社会のイノベーションと新産業の創出を促進し、テナント企業の事業発展を支援する拠点となることを目指す。

MFIP海老名概要
所在地:神奈川県海老名市中央2-46-1
アクセス:首都圏中央連絡自動車道(圏央道)・海老名ICから2.8キロ、小田急線、相鉄線・海老名駅より 徒歩9分、JR相模線「海老名」駅より 徒歩11分
敷地面積:19,825平方メートル
延床面積:40,604平方メートル
規模:地上4階建て
用途:事務所および倉庫
着工:2025年4月(予定)
完成:2026年6月(予定)

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com