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三井不動産、国内初の木造構造複合物流施設を着工

2025年4月22日 (火)

拠点・施設三井不動産は22日、複数テナント型の物流用途を含む施設で国内初めて木造構造を採用する「三井不動産インダストリアルパーク(MFIP)海老名&forest」を着工した。

▲「MFIP海老名&forest」外観イメージ(出所:三井不動産)

同施設は神奈川県海老名市中央5-2に立地し、敷地面積は1万9822平方メートル、延床面積4万219平方メートルの地上4階建て鉄骨造(一部木造)で建設する。建物の約半分はオフィス、研究施設、ラボなどのマルチユーススペースとして構成される。小田急線、相鉄線の海老名駅から徒歩9分、JR相模線・海老名駅から徒歩11分と、複数路線が利用可能な好立地だ。

共用部の構造材には、同社グループが北海道美瑛町で保有する5000ヘクタールの森林から採取したトドマツ材を使用する。木造柱と木鋼ハイブリッド梁を採用することで、共用部は従来の鉄骨造と比較して建築時のCO2排出量を40%削減する見込み。また、特徴的な6.6メートルの階高と10.8メートル×13メートルの広い空間を実現し、国土交通大臣認定の2時間耐火構造部材を採用する。

施設内のメインエントランスには、かつて田んぼだった土地の記憶を継承する「豊作」を象徴する稲穂のアートを設置する。3階ラウンジでは、北海道美瑛町の森林で録音した自然音をハイレゾ空間音響システム「KooNe」で再現し、森林空間を体感できる。建物全体を木質空間とすることで、ワーカーや来訪者に安らぎと癒しを提供する。圏央道海老名インターチェンジから2.8キロに位置し、2026年6月末の完成を予定している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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