財務・人事北海道・東北・北関東でスーパーマーケットを展開するアークス(札幌市中央区)は15日、2025年2月期の中間決算を公表した。売上高3027億4000万円(前年同期比3.6%増)、営業利益71億6200万円(同9.7%減)、経常利益79億7300万円(同9.5%減)、純利益49億9900万円(同13.8%減)となった。売上高は中間期として過去最高だったものの、増収減益だった。
今期は既存店舗のうち16店舗を改装し、2店舗を閉店。店舗数は375となった。物価高と消費者の節約志向が続く中、客数が対前年同期比0.4%減となったものの、客単価は3.4%増となり店舗での売上高は3.0%増えた。
傘下のスーパーマーケット各社が参加するネットスーパーの「アークスオンラインショップ」では、ラルズ(札幌市中央区)の売上高が対前年同期比39%増と大きく伸びており、11月からは配送拠点を1店舗増やし、合計8店舗とする。ベルジョイス(盛岡市)も今年7月から仙台市での配送を開始するなどエリアを拡大した。Amazonと運営する「Amazonネットスーパー アークス」も、6月から配送地域を札幌市のほぼ全域へと拡大。アマゾンプライム会員以外も利用できるようになり、売上規模が順調に拡大している。
一方、利益面では、人件費の増加などで販売管理費が22.6%と対前年同期比0.2ポイント増え、減益の要因となった。
今期は今後、1店舗の開店と14店舗の改装を予定。年度末までの通期は、売上高6130億円(同3.6%増)、営業利益173億円(同2.8%増)、最終利益116億円(1.4%減)とする見通しを据え置いた。
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