ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

SAPジャパン、中小・中堅向けERPに棚番管理機能

2013年5月20日 (月)

サービス・商品SAPジャパン(東京都千代田区)は20日、中堅・中小企業向けERPパッケージの最新版として、「SAPビジネス・ワン9.0」の提供を開始した。最新版では、棚番管理や固定資産管理、業務プロセス別の数量単位などの新機能を新たに追加した。

SAPビジネス・ワンは、中堅中小企業向けに特別に設計、価格設定した製品で、財務会計、販売・仕入・購買・在庫管理、顧客管理、営業支援保守サービスなどのビジネスに必要な基幹業務を統合して管理することができる。

最新版では、棚番管理や固定資産管理、業務プロセス別のアイテム数量単位機能が新機能として追加、在庫の保管場所やアイテムの処理単位の正確な管理の利便性を向上させた。

棚番管理機能は、最大4階層までのサブレベルで構成する棚番で、入庫、出庫関連の在庫取引きで棚番を記録することができる。棚番内で保管されているアイテム数やアイテムの種類を把握し、特定のアイテムやロット・シリアル番号の在庫を特定の棚番に保管するよう制限することができる。在庫が一定レベルを下回った棚番への在庫補充も的確に行うことができ、在庫をより適切に、効率よく管理することが可能になる。

また、固定資産の償却を行うための機能も追加。これまで別のシステムで管理が必要だったビジネスプロセスを統合した。固定資産の耐用年数登録や償却方法は、必要に応じた内容で設定することができ、マニュアルでの除却や再評価も可能。複数の会計領域に固定資産関連の取引きを仕訳転記するために、1つの固定資産に対して複数の会計勘定を設定しておくことができるため、例えば国際会計基準と国内会計基準の両方に対応した資産関連の仕訳を作成することができる。

このほか、同一のアイテムに対して、販売管理・在庫管理・購買管理のプロセスごとに異なる数量単位を設定できる機能を追加。。梱包形態や含まれる基本単位数を設定し、業務プロセスや取引きの種類ごとに、どの単位を初期値として使用するのかを設定できる。処理間で単位が異なる場合は、該当する他単位への自動変換を行ったり、数量単位ごとに複数のバーコードや異なる価格を設定することも可能。

■問い合わせ先
SAPジャパン
TEL:0120-786-727