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庫内物流を最適化するシミュレーションツール

2024年10月25日 (金)

イベント製造業向けソフトウエア開発などを手掛けるiPX(東京都品川区)は、10月22-25日の日程で開催中の「第4回名古屋スマート物流EXPO」(会場:ポートメッセなごや)に出展し、物流現場のレイアウト設計ソリューション「LogiUp(ロジアップ)」を展示した。

▲展示ブース

「LogiUp(ロジアップ)」は、物流倉庫をバーチャル空間で再現し、現状分析やマテハン機器の効果検証をシミュレートするサービス。シミュレーション結果は庫内レイアウトや、AGV(自動搬送車)の台数・ルートを最適化できるというもの。

例えば、LogiUpにAGVの走行速度やピッキング能力、ルートなどのデータを読み込み、バーチャル空間上でシミュレーションを実施すると、LogiUpは機器の渋滞などの不具合が発生するたびに改善策を思考し、最適解を導き出す。

複数社のマテハン機器やAGVのデータを同時に読み込ませることも可能だ。広報担当の渋谷恵果氏は「複数社の自動化機器が導入されている現場の場合、機械同士が荷物を受け渡すポイントで渋滞が発生することも多い」とする。メーカー主導の効果検証では、他者製品との連携がうまくいくかどうかまでは分からないことがほとんどだ。その点、LogiUpには、メーカーに関係なく、庫内全体を俯瞰する能力がある。

▲広報担当の渋谷恵果氏

iPXにはLogiUpというシステム自体を販売する意図はなく、あくまでシミュレーション結果をもとにした改善案の提示をメインにする予定だという。渋谷氏によると、「LogiUpはもともと製造業の現場向けに開発したシステム」だった。しかし、製造現場におけるモノの流れを追うことができるシステムと物流との親和性の高さに気づき、今回初めて物流系の展示会への出展を決めたという。

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LOGISTICS TODAY編集部
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