サービス・商品トラック予約受付サービス「MOVO Berth」を運用するHacobu(ハコブ、東京都港区)は15日、ペット用品の総合商社、ジャペル(愛知県春日井市)が、同サービスを全国14の物流拠点に導入すると発表した。名古屋では8月から試験稼働を開始しており、来年2月までに順次導入していく。
ジャペルはペット用品の卸販売が主力で、犬や猫のほか、鳥、小動物、観賞魚、爬虫類のフードや関連用品などを扱っている。物流の効率化を図るため、パレット輸送を推進してきたほか、荷受け効率化やトラックの回転率向上にも取り組み、昨年は「サプライチェーン イノベーション大賞2023」の優秀賞を受賞した。
しかし、2024年問題を背景に、物流コストの増加や運賃の上昇、トラック稼働時間の減少といった課題が一層深刻化し、同社も一部の拠点で荷待ちや荷役時間の記録の精度向上が求められる状況に陥ったため、MOVO Berthの導入で、荷待ち・荷役時間の可視化と削減に取り組むことになった。
同社では今後、MOVO Berthでトラックの入退場や荷役作業の開始・終了時間を記録、把握し、こうしたデータをもとに荷待ち・荷役時間削減に向けた具体的な改善策を立案する。また、予約受付機能を活用して車両の入場時間を分散させ、車両の集中を抑制することで、庫内作業の効率化を図り、早出や残業の抑制につなげるなど労働環境の改善を図る。
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