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JR貨物、11月はコンテナ・車扱全体で6.5%増

2024年12月11日 (水)

調査・データ日本貨物鉄道(JR貨物)は11日、11月分の輸送動向を発表した。

国内景気は引き続き緩やかな回復基調にある中、同社においては函館線列車脱線事故や東海道・山陽線を中心とした大雨などの輸送障害の影響が見られたものの、全体として鉄道の輸送需要は堅調に推移し、輸送実績は前年を上回った。単月の輸送実績は前年同月比6.5%増の240万9000トンだった。

コンテナは、紙・パルプが、ペーパレス化の進展に伴う紙の需要減が続く中、一部顧客において鉄道シフトの動きが続いたことや定期修繕期間中においても安定した出貨があったことにより前年を上回った。また、化学薬品および化学工業品は、一部顧客・品目における需要回復や年末に向けた出貨増傾向が続いたほか、食料工業品は、飲料需要の落ち着きが見られたものの、需要が底堅く推移したことや一部顧客における鉄道シフトもあり、清涼飲料水を中心に増送となった。コンテナ全体では同4.8%増の170万3000トンだった。

車扱は、セメントが前月に続き顧客工場における定期修繕の時期ずれにより前年を上回ったほか、石油が気温低下によりガソリンや灯油を中心に好調な荷動きとなった。車扱全体では11%増の70万5000トンだった。

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LOGISTICS TODAY編集部
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