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EVトラック3種を国内市場投入へ、ZO MOTORS

2025年1月15日 (水)

荷主新エネルギー商用車の製造・販売を手掛けるZO MOTORS(ゾー・モーターズ、東京都中央区)が15日、都内で事業説明会を開いた。2023年7月設立の同社は、国内で車両の設計、開発、アフターサービスを担い、中国で車両を生産する、工場を持たないファブレスメーカーだ。さらに、アメリカや欧州、中国、東南アジアなどのOEM企業と連携し、EV(電気自動車)トラックの開発や販売に取り組む。社名の「ZO」はゼロエミッションの決意を表しているという。

▲事業説明会の様子

同社が生産した初のEVトラックが「ZM6」。走行距離は1回の充電で180キロ、総電力量は81.14キロワット時で、長寿命の充電サイクルが持ち味だ。発熱性が低く、周辺部品への経年劣化の影響を与えにくい。バッテリー駆動により騒音が低減し、夜間や早朝の周辺環境に配慮した走行に適している。昨年10月には、物流事業の電動化推進に関する実証実験として山中運送(東京都港区)に導入された。店舗配送に伴う課題や、走行・電力消費データを蓄積、分析し、物流の電動化に役立てるという。

今後の販売計画として、25年12月に小型EVトラック「ZM5」、26年8月に中型EVトラック「ZM8」、同年12月には小型EVトラック3種類を市場投入する。販売目標台数は25年が300台、26年が800台、27年には2100台を目指す。

▲ZO MOTORSの花田晋作社長

「新興企業への不安としてメンテナンスなどのアフターサービスを挙げる声が多かった」と述べた同社CEO・代表執行役社長の花田晋作氏は、ZO MOTORSが日本自動車車体補修協会の正会員となり、アフターメンテナンスのサポート提供エリアが全国規模に広がったことを強調。また、日本ロードサービス(足立区)との業務提携により、緊急トラブル時にコールセンターが利用可能になったことにも言及した。「大きな目標販売台数を掲げるのではなく、お客様とじっくり向き合い、会話を重ねながら、実績を積み上げていきたい」と語った。

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LOGISTICS TODAY編集部
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